全経1級会計

久しぶりの全経1級カテゴリで記事を書きます。

今日は、全経1級会計を受けてきました。
この試験のための対策時間はゼロですが、正直落ちる気はしませんでしたので、とりあえずサッサと終わらせたい一心で往復80kmの距離を車で向かいました。

受験者は2人。もう1人は工業簿記も受けるみたいですが、私は7月に工業簿記を合格しているため、今回は会計のみ。

ちなみに、1級工業簿記についての全記事はこちら

このブログの読者にも、全経1級をステップに考えている方も多いと思うので、今回も少しでも参考になるように試験の印象を書きます。
特に全経は情報が少なく、謎のヴェールに包まれた感があるので、少しでもその謎を解けると良いと思います(笑)

まず、問題を載せておきます。

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過去問題など手元に無いので、対策の立てようが無かったですが、問題形式としては、日商の2級とまぁ近い感じ。

【内容】
第一問 20点 企業会計原則からの理論問題
第二問 24点 仕訳問題
第三問 12点 個別論点(期末商品の評価)
第四問 11点 本支店会計(支店分散計算制度と本店集中計算制度)
第五問 33点 後T/BからP/L B/S作成

工業簿記のときもそうでしたが、最後の問題の配点がでかいです。
加え、時間が掛かるので、終わった後の感覚ですと、
1-2-5-3-4 問の順で解く事をお勧めします。
第5問まで到達できないと他全部取れても67点で不合格ですから。

【第一問】
日商1級対策をやった人なら余裕だと思うのですが、日商2級レベルだと0点の可能性もあります。自分は完璧でした。

【第二問】
仕訳ですね。日商2級のレベルに毛が生えた程度ですが、問題の言い回しがちょっとイヤラシイです。問題作成者はドSかもしれません。
受託販売はちょっと思い出すのに時間が掛かりそうだったのですっ飛ばしました。
他はまぁ大丈夫かな。

【第三問】
日商2級レベルでは品質低下評価損は出てこないし、原則の選択も分からないと思うのでちょっと厳しいですが、それでも半分くらいは出来ると思います。
自分は、原則の選択がちょっと自信ないかな。

【第四問】
うーーん。日商2級でも勘が良い人は出来てしまうかもしれません。
何の難しい論点でも無いです。
まぁ満点でしょう。

【第五問】
今回の試験では一番ボリュームがあります。
日商2級でも7割以上は出来ると思います。仕上がっている人なら100%出来てしまうかもしれません。
自分は一応P/L B/Sとも貸借合いましたし、科目も大丈夫だと思うので満点かな。
あっ、日商のような下書き用紙はもらえませんので注意です。
でも各勘定1回しか出てこないので、仕訳を直接解答に書き込んでいけばokです。

以上が日商2級との対比を交えた講評です。
今回の試験に限れば、日商2級範囲が完璧な方なら70点行く可能性も「なきにしもあらず」だと思います。
自分は日商1級の過去問題を解いているのでなんら問題はありませんでした。
時間を早く終わらせたいので、怪しい問題は飛ばして1時間少々で終わらせ、途中退席してきました。

間違っても落ちる事は無いでしょう。

今回のレベルが高いのか低いのか標準的なのかは分かりませんが、先週の日商2級を合格見込みの方は是非2月の全経1級 会計・工簿を受けられてみてはいかがでしょうか。

商業簿記のレベルを対比的な数字で表すと、
日商3級を50、
日商2級を100として、
全経1級会計は150位だと思います。
ちなみに日商1級は300位でしょうか。
あくまで個人的な評価です。

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