昨日のブログで、経理実務に関しての記事を書いたところ、「コメントゼロだろうなー」って思ったら意外と興味を持っていただけることを知って、ちょっと驚きと喜びを感じました。
これからは反応を見ながら、情報漏えいにならない事に注意しながら、ちょくちょくと記事にしていきたいと思います^^
今日も調子に乗って引き続き・・・(笑)
さて、税理士さんについて書きます。
うちの会社では、とある税理士法人と契約をして、月○万円を支払い監査業務を委託してます。監査と言っても公認会計士ではないのでたいした内容ではなく、日々の仕訳のチェックや簡単な経営分析(固定比率・自己資本比率・在庫日数・限界利益率等)のシート・会計処理の間違えている点等を書いて私たちに回してくれたりします。
その、私よりちょっと年が上の担当者は、「税理士さんなんですか?」と聞いてみると
「簿記2級しか持ってません」と言います。
流石実務で鍛えると違いますね、税務の事も会計処理の事も労務の事も経営全般のコンサルティングを含め、経営分析もバリバリにこなします。
「あぁ、実務では資格がなくても関係ないんだなぁ~」
ってちょっと感心したりします。
一方、1級を勉強している事が仕事に生きる事も多々あります。
よく「実務と試験は全然違う」という言葉を聞きますが、確かに
「経理」という観点で考えると簿記の試験とは結構かけ離れているかもしれません。債権管理や債務管理、後請求書発行、支払業務、経費の仕訳等。簿記をかじった事が無くても誰でも出来てしまうかもしれません。仕訳に関しては大体支払い先は固定してきますし、過去の会計データを見れば誰でも出来ます。
一方、「財務会計」という部分で見ると、ここは簿記検定で学んだ知識を大いに発揮する場です。逆に3級や2級程度ではきついかも知れません(うちの会社が東証1部企業の子会社という事もあるかもしれませんが・・・)
また、財務会計に基づいた予算(親会社のディスクロージャーの為と経営計画の為に作成すると思われる)にも会計の知識が必要になります。
また、「管理会計」に関しては、原価計算の知識があるとその知識をフルに生かせます。
原価率や粗利率などを計数的に求めるためにも、経営管理の知識は必須だと思います。
ただ、原価計算に関しては会社のシステムに組み込まれてしまってるので、未だ私はその知識を使うような事はありませんし、きっとこれからも無いと思います。
試験と実務のギャップに関してはこんな感じでしょうか。
総じて言える事は、
「試験のための勉強は、多くが実務で役に立つ」
という事です。
私が男だからこういう予算とか決算とか大きい仕事に携わらせてもらえるという事実もあるかもしれませんが、、、
(逆に女性はうちの会社でも請求書や消し込み業務・入力業務・小口現金といった割と表面的な経理業務しかやりません。)
私は営業・総務・経理・人事を全てちょっとづつ担当してますが、出来れば経理(会計)の仕事を専門にやりたいとはいつも思ってます(笑)