税理士か1級か

 前の記事に、新しいお客様からの質問がありましたので、改めて記事として回答いたします。

日商2級及び税理士の受験資格が既にある方なのですが、ブランクがあるため、1級・上級を経てから税理士に進むのか、若しくはいきなり税理士にするか と言う点で迷われています。

私もまだ税理士も1級も志半ばなので参考になるかは分かりませんが、私の考えを以下に述べさせていただきます。

日商2級からどれくらいブランクがあるかが測れませんので、2~3年と仮定した上で回答いたします。

税理士を目指すのならば、受験資格があれば間違いなく直接目指されるのがよろしいかと思います。
というのは、理由が2点あります。

1.今のタイミング
2.学習内容の差

です。

1は、今だから特に言えるのですが、今からやれば来年8月の簿記論に間に合います。2級の下地は出来ているので十分合格レベルには持っていけると思います。財表もいけるとは思うのですが、稲妻さんがどれだけ学習時間を確保できるかにもよりますが、月100時間程度コンスタントに出来れば簿財ダブル受験も可能だと思います。

2は、やはり1級と税理士は大きくとは言いませんが、傾向が違います。どちらも難しいですが、やっぱり受験資格があれば1級・上級は目指す必要が無いと思います。

自分は、それでも税理士受験資格のためという面と、日商1級と言う「ステータス」というプラスアルファの魅力という点で絶対に欲しいと考えます。

そういうプラスアルファの価値を1級に見出せないのであれば、若干の遠回りになってしまうのでは無いでしょうか?来年8月のの税理士のチャンスを逃すと試験自体が今から1年8ヶ月後しか受けられませんので、時間の無駄とは言いませんが、私はもったいないと思います。
その点日商は年二回あるので、来年8月の税理士が終わってから11月の日商1級を受験するということも十分可能です。

以上、私の私見でしたが、まずは稲妻さんの気持ちと、学習に集中できる資源(カネ・時間)等を最優先に考えてみてください。

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