私が日商簿記2級を合格した時の話を備忘録を兼ねて書きます。これから2級の世界に足を入れる方の参考になれば嬉しいです。
【結果】
第113回（H18年6月11日受験）
第一問 20/20
第二問 20/20
第三問 20/20
第四問 16/20
第五問 20/20
合計：96点 合格
【受験の動機】
株式投資に役立てたいと思い、はじめた簿記ですが、3級のレベルでは財務諸表を読み解くまでには至らず、もっと高い知識がほしいと思い、2級の受験を決意しました。
【独学か学校か】
3級の時もそうでしたが、私の場合、田舎に住んでいる関係で独学で勉強する事にしました。本当は学校に行きたいという気持ちは持っていたのですが・・・
やはり通学は厳しかったです。
ただ、3級の時も書いたことですが、1級・税理士を目指す方は出来れば通学の方が良いと思います。1級の学習は2級の知識を最低限必要としていますので、基礎としてしっかり身に付けたいところ。
【学習期間・時間】
平成18年3月、日商簿記3級の合格を受け、すぐ勉強を始めました。
仕事もしていたため、勉強はほぼ週末・祝日のみでした。
テキスト位は平日の夜にちょっと読むようにしていましたが、集中力が持たず、週末に先送りする事が多かったです。
3月で商業簿記のインプットをほぼ終わらせ、ペース的に安心した事もあり、4月はちょっと勉強をサボってました。
で、焦りを感じ4月後半から5月GWに掛けてペースをあげる事にしました。
GWが終わる頃には基本的にインプット学習は終了していたと記憶してます。
あとは、週末を中心に図書館でアウトプットをひたすらやりました。
問題集はパタ解きのみでしたので、全ての問題を網羅しました。特に問1の仕訳問題は86回から112回までの問いを3回転させました。
他の問は１回転、解けなかった問題は２回転位やりました。
1度問題を解いてみて、
・完璧に解けて楽勝の問題は「S」
・とりあえず全部合っていたが、楽勝とはいえない問題は「A」
・間違っていたが、ケアレスであり、基本的には理解している問題を「B」
・間違っていて、あまり身に付いてないと思う問題を「C」
・理解が出来てない問題を「E」
とランク付けして、出来る問題を何度も解いて時間のロスにならないような学習方法をしました。
6月に入ってからは平日も2時間程度は勉強をするようにしてました。
総学習期間は、3ヶ月間
総学習時間は、100時間程度だと思います。
【使用教材】
日商簿記2級とおるテキスト 商業簿記
桑原 知之
日商簿記2級とおるテキスト 工業簿記
桑原 知之
20日で合格る!日商簿記2級最速マスター 商業簿記 <第3版>
東京リーガルマインドLEC総合研究所日商簿記試験部
日商簿記検定過去問題集2級出題パターンと解き方―2006年冬春対策用
桑原 知之
日商簿記2級 第113回をあてるTAC直前予想
TAC簿記検定講座
商業簿記はLECの最速マスターを、工業簿記はTAC出版のとおるテキスト工業簿記を使いました。
が、とおるテキストの使いやすさに感動したので、今回は商業簿記でもとおるテキストをおすすめしたいと思い、リンクを貼ってあります。
また、問題集は3級同様TAC「パタ解き」です。これ一冊で十分でしょう。過去8年～9年分の試験が全て掲載されてます。
この問題集の良いところは、法制度が変わって、過去問題が今の法にそぐわない問題については、現行法制度に合わせて改変してある点。
当たり前と言えばそうですが、筆者の「受験生のために最良の問題集を」という強い意思を感じます。
また、解説がとても丁寧なので、分からない問題も必ず解けるようになります。
それと、試験の一週間前にTACの「直前予想」を買って、試験直前に解きました。
予想出題論点を3回の模擬試験形式で行えます。
結果として、予想論点は当たったのもあるし外れたのもあります。が、このシリーズは、問題の出し方がイチイチ時間がかかるように捻って作ってあるので、これが高得点取れるようになれば本番は楽勝だと言える問題集です。
最後の追い込みに良いと思います。
実際、試験７日前に第一予想（82点）、試験前日に第二予想1回（54点）、試験当日朝に第三予想（68点）と言う結果で、
70点を上回ったのはただ1回だけでした。特に当日に68を取ったのは自信を無くしました。
以上のような学習方法です。
インプット（テキスト学習）はなるべく早めに終え、アウトプット（練習問題）に早く取り掛かるのが効率的だと思います。
また、70点合格ではありますが、私は100点を目標に勉強をしてました。合格後、もっと先（1級・税理士等）に進もうと考えている方は、是非とも90点は取れるようにした方が良いとおもいます。
3級と同じく100点に一歩足りませんでしたので、悔しいです。