私が簿記3級を合格した時の話を備忘録を兼ねて書きます。これから簿記の世界に足を入れる方の参考になれば嬉しいです。
【受験の動機】
まず、私が3級を受けようと思ったきっかけについては、プロフィールでも書いたように「株式投資に役立てたい」という動機です。
最終的に「金儲け」がしたいという野望があるので、意思を強く持てましたし、勉強がそのまま投資で生きる実感があった事も成功のきっかけかな、と思います。
【独学か学校か】
私の場合、田舎に住んでいる関係で学校へは早くて片道1:30は掛かります。
往復で3時間のロス+交通費の出費はかなりキツイと思い、独学で勉強する事にしました。
勿論、費用対効果やコストパフォーマンスの部分でそれぞれが決めれば良いと思いますが、3級は独学で十分合格できます。
しかし、合格後2級・1級といったように先に進もうと思っている方は、3級は簿記の基礎の部分ですので、変なクセが付いてしまわないように通学したほうが良い事は間違いないと思います。
【学習期間・時間】
平成18年1月より勉強を始めました。2月26日が試験日なので、実質2ヶ月弱でしょうか。1月中は殆ど勉強してなかったように記憶しています。
2月に入ってからは、土日等会社が休みのときは家で1日2~3時間はやってたと思います。
試験前の2週間位は休日に4時間位+平日1時間位勉強したような覚えです。
総学習時間としては、2ヶ月間で50時間程度だと思います。
【使用テキスト】
10日で合格(うか)る!日商簿記3級最速マスター
会計創研総合研究所日商簿記試験部
日商簿記検定過去問題集3級出題パターンと解き方―2006年冬春対策用
桑原 知之
以上の2冊です。
最速マスターは、10日で合格という題名どおり、内容を10分割して1日2時間程度で無理なく覚えていける良いテキストだと思いました。
八百屋の源さんという主人公が、個人商店を経営するプロセスを実感しながら勉強できて、とても分かりやすかったです。
また、問題集はTAC「パタ解き」だけです。これ一冊で十分でしょう。過去8年~9年分の試験が全て掲載されてます。
この問題集の良いところは、法制度が変わって、過去問題が今の法にそぐわない問題については、現行法制度に合わせて改変してある点。
当たり前と言えばそうですが、筆者の「受験生のために最良の問題集を」という強い意思を感じます。
また、解説がとても丁寧なので、分からない問題も必ず解けるようになります。
と言ったところでしょうか。
インプット(テキスト学習)はなるべく早めに終え、アウトプット(練習問題)に早く取り掛かるのが効率的だと思います。
また、70点合格ではありますが、合格後、もっと先(2級や1級・税理士等)に進む方は満点を目指して勉強したほうが良いと思います。
ここで100点近い点数取れると、2級の勉強がずっと楽になります。
私も、満点を目指して学習してましたが、結果は98点でした。2点もつまらないケアレスミスで落としてしまい、悔しい思いです。